医学部面接の志望理由はどう考える?「医師になりたい」だけで終わらせない
こんにちは、Dr.TAKAゼミ医学部予備校校長の上山です(^^)/
医学部面接の練習をしていると、「志望理由をどう答えればいいですか?」
という質問をよく受けます。受験生が最初に作ってくる回答を見ると、
「人の役に立ちたいからです」
「病気で困っている人を助けたいからです」
「地域医療に貢献したいからです」
といった内容になっていることも多いです。
もちろん、どれも間違った答えではありません。
ただ、医学部面接では、その先にある「なぜそう思ったのか」
まで聞かれることが良くあります。私は、志望理由を無理に立派にする必要はないと思っています。
大切なのは、自分がどう考えて医学部を目指すようになったのかを、自分の言葉で説明できることです。
「なぜ医師なのか」と「なぜこの大学なのか」は分けて考える
志望理由を考える時に、最初から全部を一つの文章にしようとすると分かりにくくなります。
まず、なぜ医師になりたいのか
と、
なぜこの大学を受験するのか
を分けて考えた方が整理しやすいです。
「医師になりたい理由」は、医学という仕事そのものへの志望です。
一方、
「この大学を選んだ理由」は、大学ごとの教育内容、地域性、附属病院、教育環境などを見て考える部分です。
例えば、医師として地域医療に携わりたいという目標があるのであれば、
その大学が地域医療教育にどのように取り組んでいるのかまでつながると、大学の志望理由として自然になります。
逆に、どの大学にもそのまま使える志望理由になっている場合は、一度見直してもよいと思います。

立派なエピソードより、自分の経験と考えがつながっている方が伝わる
医学部の志望理由というと、
家族が医師だった
大きな病気を経験した
医療ボランティアをした
といった特別な経験が必要だと思う受験生もいます。
私はそうは思いません。
日常の中で医療に興味を持ったことでも構いません。
重要なのは、
その経験から何を感じたのか
なぜ医師という職業を選んだのか
その後、自分なりに何を考えたり調べたりしたのか
がつながっていることです。
面接官から追加で質問された時に、自分の経験であれば自然に話を広げることができます。
一方で、借りてきたようなきれいな文章を暗記していると、
「具体的にはどういうことですか?」
「なぜそう考えたのですか?」
と聞かれたところで止まってしまいます。
現役医師として働いていると、医師という仕事は「人を助けたい」という気持ちだけで説明できるほど単純ではないとも感じます。
だからこそ、受験生の段階で完璧な医療観を持つ必要はありません。
今の自分が医療や医師という仕事をどう考えているのかを、正直に整理しておく方がよいと思います。

面接では文章を暗記するより、質問されても自分の言葉で話せる状態にする
面接対策で長い回答文を作り、それを一字一句覚えようとする受験生がいます。
ただ、本番では想定した通りの順番で質問されるとは限りません。
そこでおすすめなのが、
「文章」
ではなく、
「話すポイント」
を整理しておくことです。
例えば志望理由なら、
医師を目指したきっかけ
その時どう感じたか
なぜ他の医療職ではなく医師なのか
どんな医師になりたいか
なぜこの大学なのか
という形です。
この5つについて、自分の言葉で話せるようにしておく。その方が、質問の順番が変わっても対応しやすくなります。
推薦や総合型選抜では、学力試験だけではなく、志望理由や面接まで含めて受験戦略を考える必要があります。
回答をきれいにすることより、
「なぜ?」
ともう一度聞かれても答えられる状態を作る。医学部面接では、こちらを意識してみてください。
受験校選びや面接対策について迷っている方は、個別相談でも一緒に整理できます。現在の志望理由がまだまとまっていない段階でも構いません。



