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校長コラム

2027年度 岩手医科大学の地域枠A・B・C・Dを整理|全国から受けられるC・Dは事前申請に注意

2027年度 岩手医科大学の地域枠A・B・C・Dを整理|全国から受けられるC・Dは事前申請に注意

こんにちは。Dr.TAKAゼミ医学部予備校校長の上山です。

岩手医科大学は、私立医学部の中でも地域枠の種類がかなり多い大学です。

2027年度は、学校推薦型選抜の地域枠A・Bに加えて、一般選抜の地域枠C・Dが設けられています。

特に福岡を含む東北以外の受験生にとって確認しておきたいのが、全国から出願できる地域枠C・Dです。

ただし、この2つは「一般選抜の時に地域枠を選べばよい」という仕組みではありません。

大学へ出願する前に、対応する奨学金の貸与候補生として選ばれていることが出願資格になっています。

2027年度の貸与候補生募集はすでに始まっています。

今回は、岩手医科大学の4つの地域枠を整理しながら、今から確認しておきたいC・Dを中心に見ていきます。

岩手医科大学の地域枠はA・B・C・Dの4種類

2027年度の岩手医科大学医学部には、4種類の地域枠があります。

地域枠Aは、学校推薦型選抜の岩手県出身者枠で定員15名。

地域枠Bは、学校推薦型選抜の東北出身者枠で定員8名です。

Aは岩手県出身者、Bは東北出身者が対象となっており、いずれも対応する奨学金の貸与候補生に事前に選ばれていることが必要です。

2027年度については、A・Bの貸与候補生募集はすでに終了しています。

一方、

地域枠Cは一般選抜の全国枠で定員5名。

地域枠Dも一般選抜の全国枠で定員7名です。

福岡を含め、岩手県や東北地方以外の受験生が検討しやすいのはこちらのC・Dです。

同じ岩手医科大学の「地域枠」でも、

推薦なのか一般選抜なのか
出身地域の条件があるのか
卒業後の診療科に条件があるのか

によってかなり違います。

まずは「岩手医科大学の地域枠」という一括りで考えず、自分がどの枠の対象になるのかを整理するところから始めた方がよいと思います。

全国から受験できる地域枠C・Dは、入試出願の前に手続きが必要

2027年度の地域枠C・Dで特に注意したいのは、岩手医科大学へ出願する前に、奨学金の貸与候補生として決定されている必要があることです。

2027年度の貸与候補生募集期間は、

2026年10月13日から11月6日まで

となっています。

つまり、一般選抜そのものの出願時期を待ってから地域枠を検討するのでは遅いということです。

貸与候補生の選考結果は12月1日までに通知され、大学への地域枠C・Dの出願時には「貸与候補生決定通知書」が必要になります。

CとDは、条件を満たせば貸与候補生への申し込みを併願することもできます。

地域枠Cに対応するのは岩手県医療局医師奨学資金です。

貸付額は月額30万円。

医師免許取得後は、キャリア形成プログラムに沿って岩手県内で臨床研修を行い、岩手県立病院等で勤務することになります。

一方の地域枠Dは、岩手県市町村医師養成修学資金に対応しています。

こちらは月額20万円に加えて、入学一時金760万円が設定されています。

金額だけを見ると非常に魅力的ですが、CとDでは卒業後の条件にも違いがあります。

受験前にここまで確認しておくことが大切です。

地域枠CとDは、卒業後の診療科まで考えて選びたい

現役医師の立場から見ると、CとDの大きな違いとして特に確認しておきたいのが診療科です。

現在公表されている岩手県のキャリア形成プログラムでは、地域枠Cについては診療科の専攻に制限はありません。

プログラム期間は原則9年間で、県内での2年間の臨床研修もこの中に含まれます。

一方、地域枠Dは、

総合診療科
小児科
産婦人科

のいずれかを専攻することが条件となっています。

こちらもキャリア形成プログラムは原則9年間です。

高校生や浪人生の段階では、

「将来は小児科に行きたい」
「産婦人科に興味がある」

とはっきり決めている方もいると思います。

ただ、医学部に入って実際に各診療科を学び、病院実習や初期研修を経験すると、興味のある診療科が変わることは珍しくありません。

ですので、Dを選ぶ場合は、

今その診療科に興味があるか

だけではなく、

医師になった後までこの診療科で働きたいと思えるか

まで少し考えておいた方がよいと思います。

逆に、総合診療、小児科、産婦人科で地域医療に携わりたいという希望がはっきりしている受験生にとっては、地域枠Dはかなり魅力的な選択肢です。

CとDのどちらが良いという話ではありません。

自分が将来どのような医師になりたいのかと、制度の条件が合っているかを見ることが大切です。

岩手医科大学は、全国から受験できる私立医学部でありながら、地域枠を使った進学ルートも複数用意されています。

特に2027年度の地域枠C・Dを考えている場合は、大学の一般選抜出願よりかなり前に手続きが必要です。

「一般入試の時に考えればいい」と後回しにせず、対象になる可能性がある方は早めに制度を確認しておきましょう。

受験校選びや学習計画について迷っている方は、個別相談でも一緒に整理できます。現在の成績や志望校がまだ固まっていない段階でも構いません。

参考

岩手県
令和9年度 岩手医科大学医学部 地域枠C・D 貸与候補生募集
岩手県公式:地域枠C・D貸与候補生募集

岩手県
令和9年度 地域枠A・B 貸与候補生募集
岩手県公式:地域枠A・B貸与候補生募集

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